Ogg/Vorbisの導入

ライブラリ

Ogg/Vorbisを VC++ 2008 EE でビルドしたメモ。
目次

  • libogg-1.3.3 のビルド
  • libvorbis-1.2.0 のビルド

はじめに

本家ダウンロードページ: Xiph.org: Downloads

  • VC++ プロジェクトを自前で作成したメモです。VC++ プロジェクトは libogg, libvorbis とも、既に用意されている (libogg-1.3.3/win32/ogg.dsw, libvorbis-1.2.0/win32/vorbis.dsw) ので、普通はそちらを素直にビルドする方が幸せになれると思います。
  • libogg, libvobis ともに、スタティックライブラリとしてビルドしました。
  • libvorbis は codec のみビルドしました。

libogg-1.3.3のビルド

必要なファイル
ディレクトリ ファイル 詳細
libogg-1.3.3/include/ ogg/ogg.h ogg/os_types.h ビルドしたliboggライブラリを他プロジェクトから利用するときのインクルードヘッダ。移動する場合は ogg/ ディレクトリごと移動する。
libogg-1.3.3/src/ bitwise.c framing.c ライブラリソースファイル
プロジェクトの設定
  • プリコンパイル済みヘッダを無効にする。
  • libogg-1.3.3/include/ にインクルードパスを通す。

libvorbis-1.2.0のビルド

必要なファイル
ディレクトリ ファイル 詳細
libvorbis-1.2.0/include/ vorbis/codec.h ビルドしたlibvorbisライブラリを他プロジェクトから利用するときのインクルードヘッダ。移動する場合は vorbis/ ディレクトリごと移動する。
libvorbis-1.2.0/lib/ backends.h bitrate.h codebook.h codec_internal.h envelope.h highlevel.h lookup.h lookup_data.h lpc.h lsp.h masking.h mdct.h misc.h os.h psy.h registry.h scales.h smallft.h window.h ライブラリのビルドに必要なヘッダファイル。
libvorbis-1.2.0/lib/ analysis.c bitrate.c block.c codebook.c envelope.c floor0.c floor1.c info.c lookup.c lpc.c lsp.c mapping0.c mdct.c psy.c registry.c res0.c sharedbook.c smallft.c synthesis.c window.c ライブラリのビルドに必要なヘッダファイル。
プロジェクトの設定
  • プリコンパイル済みヘッダを無効にする。
  • libogg-1.3.3/include/ にインクルードパスを通す。
  • libvorbis-1.2.0/include/ にインクルードパスを通す。
  • libvorbis-1.2.0/lib/ にインクルードパスを通す。
  • プロジェクトの設定 - C/C++ - Advanced - Disable Specific Warnings に、4996;4305;4244を追加する*1。

*1:どれも Level 1 の警告。